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院長ブログ 2016年2月

布団・マットレスの固さと腰痛

前回の肩こりと枕の関係の補足があり
また、似ていることなので
書いておきましょう。

肩こり・腰痛と寝具の関係は
はっきり言ってしまえば
{体が悪ければ、どんな寝具に変えてもダメ}
ということなんですが

寝具を変えることによって良くなることもあります!

それは
◎朝の起き抜けが一番痛い。
◎寝ていると痛くなる。
◎寝返り時に痛みで目が覚める。
このような痛みがあるが、
昼間は痛くなくなっている!

この、通常は痛くないのに寝ているときや、
起き抜けが痛い。
そんな人は寝具を変えると楽になります!!

ただ、枕やマットレス等
これなら大丈夫というのは人それぞれ違いますので
先ずはご家庭内にあるもので交換してみたり
固さなどを変えて寝てみることからやってみてください。

腰痛には固いマットレスが良い!ということでもないので注意ください!!

上の図では真ん中が固いマットになり
下が軟らかいマットで、
上が丁度よいとされるマットのイラストです。

丁度よい固さといわれるものは、
立っている姿勢が、寝た状態でも保たれる固さと説明されているようです。

でも、立っている姿勢とは
→立っている時に都合がいい姿勢
なので寝た姿勢では都合が悪いかもしれません。

立っている時に都合がいい姿勢とは、
簡単には頭を支え易い姿勢ということですが
そうなると、寝ている間は頭を支えなくても済むので
寝ている時まで同じ状態にしなくても良いのではないかと思いませんか?



上の図のような寝方が楽ですが
痛みの強いときはこだわらずに「なるべく痛くない寝方を探してください」と言っています

最後に
固いマットは寝返りがしやすいが、体とマットの隙間ができて支えが悪い。
軟らかいマットは沈み込むので、包み込まれるようで支えは良いが寝返りがやりづらい。
どちらも良い悪いはありますのでどちらがいいとは言えません。
ちなみに私は軟らかい派です。

寝具を変えるかは、先ずは身体を治してから考るで大丈夫!


枕と肩こりの関係

頚(首)や肩がこってなかなか改善しないと
「枕が合わないのかしら?」と思う人が多いですね

揉んでもサプリメントを飲んでも効果は一時的なもの
そうなると「枕」が原因なの?となって、

枕をかえてみよう!!

でもどんな枕が自分に合ってるの??
となり探して買ってみる
けれどもダメだった!

じゃあこれなら高価だし大丈夫だろう!!

でもダメだった

これを「枕コレクター」と呼ぶとか呼ばないとか・・・

まさに「枕コレクター」のようになっている人は多いですね
自分用の枕をいくつも持っている人は要注意!!

採寸をして自分に合わせて作ったのにダメだった!
というのもよく聞きます

実際に有名なところへ遠方だったが行って作ったのにダメだった!
という患者さんが来院して
治療を進めて良くなってきたときに言われたことは
「やっぱり体を良くしないと駄目だったんですね」でした

肩こりに限ったことではなく「腰痛と布団の固さ」もそうですが
症状を出している要素として2つあります

①身体的な要素
②環境的な要素

枕が合わないというのは②環境的な要素で
こちらは症状の増強をしている場合が多く
原因になるのは①身体的な要素になります

「身体を良くしなければ高価な枕に変えても症状はかわりませんよ」

というのが私的な意見です

肩こりでも治療は腰や背中から全身的にやることにより
頚や肩の症状が改善しやすくなりますので
骨盤の仙腸関節の動きの改善が重要です!!

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